長崎県雲仙市。種をあやす農家岩崎さんの栽培する福立菜。”福を呼ぶ菜っぱ”としてとても縁起のよい野菜。岩崎さん曰く、どこの生まれの野菜かは覚えてないのですが、種は岡山県の女性の方が守っていた種を、病気でつくり続けることができなくなり、なんとか途絶えないようにとわけて頂いて守り続けて30年ほど。今回は毎年自家採種している中から畑菜と思って栽培していたのですが、収穫している途中で福立菜だということに気づきました(笑)種はいろいろな方がお手伝いにこられているので、ときどきこのようなことがおきてしまうとのこと。小松菜のような野菜ですが、大株になってもやわらかいことから栽培がとても困難な青菜でいちばんにつくりずらい青菜です。今はつくられているのだろうか?市販の種だったらこの種は残っていなかったのではないか?毎年そう思う野菜だそうです。
愛菜クッキング♪ 今回の主役
岩崎さんの福立菜
- 産地:長崎県雲仙市(もとは岡山地方の在来種。岩崎さんが雲仙の地で種をあやして30年(2024年聴取)
- 生産者:岩崎政利さん
- ご当地野菜(岡山県)
- 旬:12月〜1月
- 特徴:小松菜や野沢菜に近いアブラナ科のツケ菜の一種。色はやさしい薄緑色。おおかぶになってもやわらかく、おだやかでおいしい青菜。福が立つ菜っ葉。正月のお雑煮などに使う野菜だったのではと想像できますよね。いい名前ですが、ひとつ難点は春のトウ立ちが早いこと。
福立菜
材料
- 福立菜
- 油あげ
- こんぶ
- 自然塩
- ゆずの皮
作り方
ポイント!あえて汁を多めにしてスープとして
- 前日よりこんぶ水を冷蔵庫でつくっておく
- 鍋にこんぶ水をいれ、食べやすい長さにカット(3~4㎝)した福立菜とお揚げさんをいれフツフツと♪福立菜がはんなりしたら自然塩でお味をととのえてできあがり!
- スープ皿に盛り、ゆずの皮をひとひら。 福立菜からもうま味が出て身体に沁みわたるスープに♪ もともとは煮びたしをつくろうと思ったのですが、岩崎さんの福立菜から沁みでる青菜のうま味に感動してスープ仕立てに急遽変換しました。
細胞が 啓くおいしさ 沁みわたる
分かち合いたい 睦月の朝
愛の野菜伝道師 心の一句
あなたも、Let’s ベジませ!
愛菜クッキング~👍♪
次回もお楽しみに。
投稿者プロフィール
- 野菜に魅せられ、全国津々浦々を駆け巡り、愛とWKWK♪ (ワクワク)をモットーに、野菜のトータルプロデュースを展開中。座右の銘は、「野菜(Yasai)には愛(ai)がある!」。日本野菜テロワール協会代表理事
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