ウリ科の1年草。原産地はインド、東南アジアで、日本には5世紀ごろ中国から朝鮮半島を経て伝わり、日本現存最古の薬物辞典である「本草和名」には、「白冬瓜」「一名冬瓜」と記されています。平安時代には既に栽培されていたようです。「加毛宇利(かもうり)」。かもうりの名前も「本草和名」に和名として記されています。かもうりの「かも」は、毛氈(もうせん)のこと。若い果実には、やわらかい毛があることから付けられたものとされています。奄美大島・沖縄本島では「ジブリ」、沖縄の宮古では「スーブ」、八重山で「スブル」など、さまざまな呼び名があります。   

愛菜クッキング♪ 今回の主役

冬瓜(とうがん)

  • 産地:全国各地
  • 旬:8月〜10月(状態が良ければ冬までもつ)
  • 特徴:冬の瓜と書いてとうがん。瓜だけに夏に収穫して外皮の皮が厚いので秋や冬まで置いておける野菜。生でサラダとしてもめしあがれますし、スープや炒めものにも使える万能野菜。端境期には特にありがたい。

冬瓜(とうがん)

材料

  • 冬瓜(とうがん)
  • 鶏肉
  • 野菜(人参・じゃがいも・たまねぎ・きのこetc)
  • 自然塩
  • 牛乳
  • 葛粉

作り方

ポイント!とろみは葛粉か片栗粉でやさしく♪

  1. 冬瓜の皮をむき種をとり、大き目に切る。(火の通りが早く予熱でもやわらかくとろけてしまうので大き目に)
  2. シチューをつくる要領で鍋に切った鶏肉、野菜たちをいれ火にかける。
  3. 野菜たちに火が通ったら、牛乳、コンソメ(鶏肉だけでお出汁が出ていたら必要なし)、水溶き葛粉をいれ、とろみがついたらできあがり!

朝夕と ひんやり涼しく なりにけり

とろりん幸せ おいしいな

 

             

愛の野菜伝道師 心の一句

あなたも、Let’s ベジませ!
愛菜クッキング~
👍

次回もお楽しみに。

投稿者プロフィール

小堀 夏佳
小堀 夏佳愛の野菜伝道師
野菜に魅せられ、全国津々浦々を駆け巡り、愛とWKWK♪ (ワクワク)をモットーに、野菜のトータルプロデュースを展開中。座右の銘は、「野菜(Yasai)には愛(ai)がある!」。日本野菜テロワール協会代表理事