みなさんは新年に書初めや目標などを書いたりしますか?私は毎年、その年の干支になぞらえて抱負や目標を立てております。干支の意味を調べたり、関係する神社仏閣などの所以を知り訪問すると意外と面白いものです。

今年は卯年。卯年の意味は「家内安全」跳躍する姿から「飛躍」「向上」。他にも「植物の成長」と言う意味もあり新しいことに挑戦する最適な年。

また、「十干」で数えると、甲(こう:きのえ)、乙(おつ:きのと)、丙(へい:ひのえ)、丁(てい:ひのと)、戊(ぼ:つちのえ)、己(き:つちのと)、庚(こう:かのえ)、辛(しん:かのと)、壬(じん:みずのえ)、癸(き:みずのと)の総称で、もとは1から10までものを数えるための言葉で2023年は癸卯(みずのとう)。

「癸」が持つのは第10位であり、物事の終わりと始まりを意味する他、「揆(はかる)」という文字の一部であることから「種子が計ることができるほどの大きさになり、春の間近でつぼみが花開く直前である」という意味だと言われています。「卯」はもともと「茂」という字が由来といわれ「春の訪れを感じる」という意味であったり、「卯」という字の形が「門が開いている様子」を連想させることから「冬の門が開き、飛び出る」という意味があると言われているそうです。

つまり、この2つの文字を組み合わせる癸卯には「これまでの努力が花開き、実り始めること」といった縁起のよい年になりそうです。日本野菜テロワール協会としても全国津々浦々の野菜たちや農家さんたちの努力が花開く年にしていけるよう、野菜の多様性ある価値創造として、食べることだけではなくいろいろなことにチャレンジしてぴょんぴょん♪飛び跳ねるたのしい年にしていきたいと思っておりますので引き続きご支援宜しくお願い致します!まずそのひとつとして”めでベジ”をご紹介します!

めでベジ

”めでベジ”の由来は、”芽が出る”and”愛でる”という2つの意味を込めております。ベランダ栽培すら苦手な方におすすめです。出張が多い私も野菜の仕事をしているのにベランダ栽培ですら、お野菜を枯らしてしまった経験から。ちょうどコロナになった年に、外に出ることもできない、毎日たくさんの伝統野菜たちを食べて捨てるのがもったいないと始めためでベジ

2023.1.4(沼山大根)

①まずはお気に入りの豆皿を選ぶ!ほんの少し水を

葉の付け根の部分を捨てずにカット。

2022.12.19乗皿(雲仙赤紫大根)

②毎日水をとりかえると数日で新芽が出ます☆

特に在来種は生命力が強いので、次世代へつなぐ命を育むために芽の勢いがいい気がします!もしお子さんがいる方はお子さんに水の差替えをお願いしてみてください。お子さんはちょっとした変化も見逃さずに小さな”新芽”が出るのを発見してくれますよ。この小さな新芽がぴょこん♪と出たものを見ているだけでも、何だか勇気が湧いて、植物の生命力を感じ”私もがんばろう!”と元気になります(笑)

③新芽がお好みの長さになるまで、毎日水をとりかえる

お部屋の温度や日当たり、野菜の種類によってその成長はさまざまです。「あぁ~この子は元気だね!」「あぁ~この子はワサワサやんちゃだね!」などいろいろな成長を観察しながら家族で会話するのも楽しみです。もちろんおひとり様でも独り言のようで、植物と対話できるので、なんだか楽しいですよ♪

2023.1.4

④そろそろかなと思ったら、料理へパパっと!

お好みの長さになったら、刻んでスープ、うどん、お味噌汁、納豆、卵焼き、チャーハンなどいろいろなお料理にご利用下さい。在来種や伝統野菜だと特に葉っぱの風味が強いので薬味としてもおいしく召し上がれますよ!おいしい野菜、おいしいお料理が見つかったら是非教えて下さいね!

干しシイタケと鳥のスープへあぁ~おいしい!

⑤おいしく成仏!めでたい♪めでたい😋

余すところなく食べつくす。芽が出て→感動! そんな新芽を愛でる→幸せ! 最後まで食べつくす→成仏! めでたし、めでたし。これがめでベジハピネスループです!

生命力ある子だと数回葉っぱが出る野菜もありますので、いろいろチャレンジしてみて下さいね!

在来種だからこそ!捨てるところまで、愛してなが~く愛して!

大原麗子さんのCMを思い出すように、日本野菜たちは生命力溢れんばかりな子なのです!葉と根っこの部分をカットして普段だったら捨ててしまう部分!ここが実は秘蔵っこパワーの源なのです☆うぶな新芽のやんちゃっぷりもなかなか愛らしいです💕種とり在来種だからこその生命力なのです☆☆☆

今回の”めでベジ”日本野菜

是非、いろいろな在来種や伝統野菜で楽しんでみてくやさーい!お好みの豆皿、野菜を変えるだけでもあなた好みに七変化!ベジいろな生活がはじまりますよ~!

めでベジカタログ

投稿者プロフィール

小堀 夏佳
小堀 夏佳愛の野菜伝道師
野菜に魅せられ、全国津々浦々を駆け巡り、愛とWKWK♪ (ワクワク)をモットーに、野菜のトータルプロデュースを展開中。座右の銘は、「野菜(Yasai)には愛(ai)がある!」。日本野菜テロワール協会代表理事