あつみ秋みょうが

”あの世”と”この世”の距離が一番近くなる日「秋分の日」

今日9月23日は秋分の日。✨🌱一粒万倍日🌱✨

秋のお彼岸とも言われる今日、みなさんはご先祖様に手をあわせましたか？

昼と夜の長さが同じになると言われておりますが実は「あの世」と「この世」の距離が一番近くなる日とも言われております。

秋分の日に太陽が真東から真西に動くからなのです。これは図に書くとよくわかりますよ。

この日を境に日が短くなり、秋の夜長に向かいます。秋分の日は彼岸の中日で前後3日間を”秋彼岸”といい、先祖のお墓参りをする習慣があります。「祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日」として国民の祝日にもなっており、私も朝ご先祖様と八百万の神様に手をあわせ、久々に家でゆっくりと言いたいところですが、朝からインスタライブ、昼はメディアさんとのベジ打ち合わせ、夕方はラジオetc　おかげさまで野菜満載な一日でした（笑）。なので、実は夕方にやっとお線香を焚いて再度ご先祖様に感謝してゆっくりご報告できた一日でした。

野菜界でも秋分の日を象徴する「あつみ秋みょうが」

さて、この秋分の日にちょうど旬を迎えるのがあつみ秋みょうが。40年ほど前から、山形県庄内地区温海温泉の森の奥で育つ伝統野菜です。

夏みょうが、秋みょうがとありますがみょうがの季語は晩夏。在来種は秋に旬を迎えます。

みょうがに適した環境とは?

みょうがの育ちやすい環境は、”半日半日影”（はんびはんひかげ）と言われており、東の光があたり、西の光があたらず日影になる場所が最適なみょうが育つそうです。

あつみ秋みょうがの育つ場所へ到着！

車でどんどん奥地へ奥地へとすすみ、到着したのはまさに人里離れ、森に囲まれた静かな場所。それはまさに庄内あつみテロワール✨こんな気持ちいいところで「あつみ秋みょうが」は育っているんだな。気持ちよくて幸せそう♪

秋みょうがの収穫は命がけ?！

リスク①熊

あつみ秋みょうがは周囲は森に囲まれた、まさに半日半ひかげなところで栽培しています。周囲の森には熊が普通にいるとのことで、収穫する前に必ずすることがいくつかあります。①クラクションを鳴らして人がいることをアピール②花火をならし火薬の匂いをさせる③大きな音でラジオを鳴らしながら作業するetc。　熊は人が怖いので、人がいる気配があると避けて行くそうです。最近はいろいろな事件もあるし、それがまかり通るのかはなので、命がけなのだと。

リスク②蜂とアブ

みょうがの茎と葉っぱは密集しているため、そこには蜂の巣があったり、アブが潜んでいたりするそうです。みょうがをかきわけかきわけ、土から生えるみょうがの蕾を採取していくので、そのリスクたるや。そんな命の危険を感じながらも収穫してくれている農家さんのご苦労あっての、あつみ秋みょうが。大切に食べないといけないですね。

みょうがの選果基準はとても厳しいのです。

みょうがの選果基準はとても厳しく、花が咲いたり、花が咲きそうな新芽が少しでもあるものは農家さんの家で消費したり、畑で破棄したり、そもそも畑からやってくることはありません。

みょうがの花も愛でよう！食べよう！そんな未来に。

花みょうがは、畑で廃棄されてしまう可哀そうなコ。食べてみると花の部分がやわらかくてシャキっと♪していて、ほんのり風味でとてもおいしいのです！これは何かに活かしたい！まさに日本のアイデンティティ感じるエディブルフラワー！いつかみょうがの花も愛でて食べる世界が普通になってほしいと強く感じました。と言うよりレストランのシェフに必ずや人気になると思っております。みょうがの花を見つけたら是非食べてみて下さいね。

みょうがの花1個から、花は何個咲くのか？

みょうがの花をずっと撮影している動画があったので是非ご覧ください。これを見るとみょうがの生命力に驚きますよ!!!撮影者に感謝です✨自分の人生も、みょうがのように、何度も花を咲かせたいですね！

みょうがの香りは森の香り♪の精油α(アルファ)ピネン

みょうがは集中力アップ、リラックス効果や疲労軽減、消化促進、解熱、そのほかホルモンのバランスを整えてくれる素晴らしい野菜です。また、香り成分はα-ピネンと呼ばれる樹木が発する森林揮発性物質の一部と同じもの。だから森林浴のようなリラックス効果も期待できたり、森の中で深呼吸しているのと同じような効果が得られるとのこと。まさに✨テロワールフレグランス✨